「C++」の版間の差分

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(lambda)
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== class ==
== class ==
=== this ===
出典: [https://learn.microsoft.com/ja-jp/cpp/cpp/this-pointer?view=msvc-170 thisポインター | Microsoft Learn]。
thisはインスタンス内でのみ使用可能な変数。自分のインスタンス自身を指す。
通常使うことはないが、自分のインスタンスを他の関数に引き渡す場合などに使う。
メンバー変数やメンバー関数へのアクセスはthis->が省略されているようなもの。


=== interface ===
=== interface ===

2024年1月9日 (火) 13:51時点における版



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Core

lambda

ラムダ式 (lambda expression) は関数オブジェクトをその場で定義するための機能。無名関数。

構文

[<capture list>](<parameter list>) mutable <exception> <attribute> -> <return type> { <body> }

以下は省略可能

  • (): <parameter list>/mutable/<exception>/<attribute>/<return type> のどれも指定しない場合。
  • mutable: キャプチャーした変数を書き換えない場合。
  • <exception>: 指定しない場合。
  • <attrbute>: 指定しない場合。
  • -> <return type>: 型推論に任せる場合。

最小構成は以下となる。

[]{}

キャプチャー

ラムダ式は、ラムダ式外の変数をラムダ式内で参照可能にするキャプチャー (capture) という機能がある。[]内で指定する。

&=参照、==コピーの2個の基本指定があり、以下がある。

  • &: 参照。
  • =: コピー。
  • &x: 変数xを参照。
  • x: 変数xをコピー。
  • &, x: デフォルトで参照、xのみコピー。
  • =, &x: デフォルトでコピー、xのみ参照。
  • this: *thisのメンバーを参照。
  • this, x: *thisのメンバーを参照、xのみコピー。

&&

情報源: c++ - What does T&& (double ampersand) mean in C++11? - Stack Overflow

&&は参照の参照ではない。右辺値参照。ムーブセマンティクスで使用する。

explicit

情報源: c++のexplicit指定子の使い方まとめ|コウモリのちょーおんぱ

explicitがあるとコピーコンストラクター (=代入) が禁止される。意図しない型変換などを抑止するらしい。

std::make_unique

情報源: c++ - make_uniqueの利点 - スタック・オーバーフロー

unique_ptr生成時に使う。newするよりいい。処理が1回で済む。

class

this

出典: thisポインター | Microsoft Learn

thisはインスタンス内でのみ使用可能な変数。自分のインスタンス自身を指す。

通常使うことはないが、自分のインスタンスを他の関数に引き渡す場合などに使う。

メンバー変数やメンバー関数へのアクセスはthis->が省略されているようなもの。

interface

情報源:

C++でJavaなどのinterface (関数、staticのみの派生用クラス) 相当の実現には若干工夫が必要となる。

  • 全ての関数が純粋仮想関数: virtual function() = 0
  • 仮想デストラクター: virtual ~destructior()

virtualは関数にオーバーライドを許可する。

仮想デストラクターがあることで、派生先側でのデストラクター呼び出しを許容する。逆に、これがないと、該当するデストラクターが呼ばれず、メモリーリークになりえるらしい。

abstract

情報源:

抽象クラス。純粋仮想関数が1個以上存在するクラス。

ベースクラスにvirtual function() = 0;がある場合、派生クラスではvirtualは別になくてもいい。

function() = 0; で同じ意味になる。

純粋仮想関数が存在する場合、継承必須になり、そのクラスはインスタンスを生成できない。

String

Replace

std::string::replaceが基本。

文字列の特定範囲を指定文字列で置換する。破壊的操作。

std::findの検索と併用する必要がある。

その他に、algorithmのstd::replaceもある。こちらはcharg型などの1文字同士であれば全置換できる。

findと文字列単位だとwhileなど。

/// "a, b".replaceFirst(", ", "|") 相当の文字列置換
std::string s = "a, b";
std::string t = ", ";  // 検索文字列
auto pos = s.find(t);  // 検索文字列が見つかった位置 (pos == 1)
auto len = t.length(); // 検索文字列の長さ (len == 2)
if (pos != std::string::npos) {​​​​​​​​​​​​​​
  s.replace(pos, len, "|"); // s == "a|b"
}​​​​​​​​​​​​​​

Slice

特定文字列で検索して、一部分を切り出したいことがよくある。jsonの末端など。

std::string::size_type pos = find(".");

startsWith

情報源: C++ 文字列型で前方一致の検索【std::string startsWith/hasPrefix 接頭辞判定】 | MaryCore

std::string s = "abc"; // 検索先の文字列
std::string t = "ab"; // 検索文字列
if (s.size() >= t.size() && std::equal(std::begin(t), std::end(t), std::begin(s))) {​
​ puts("文字列`ab`で始まる文字列です");
}​​

Case

情報源

#include <algorithm>

std::string string = "";
std::transform(string.cbegin(), string.cend(), string.begin(), std::toupper);

Container

std::pair/std::tuple

キーバリュー形式のデータ型。

std::pairはstd::map類の要素の型。キーバリューで一対一。std::mapは勝手にソートされる。追加順にしたかったら、自分でstd::vector<std::pair>でmapに似た構造を作るしかない。

#include <iostream>
#include <utility>
#include <string>

int main()
{
  // pairオブジェクトの構築
  std::pair<int, std::string> p = std::make_pair(1, "hello");

  // 要素の参照
  std::cout << p.first << std::endl;
  std::cout << p.second << std::endl;
}

std::tupleは一体多の型。std::pairのバリュー部分に独自の構造体を使えば似たようなことはできるが、専用の構造体が不要なのが便利。

#include <iostream>
#include <tuple>
#include <string>

int main()
{
  // 3要素のタプルを作る
  std::tuple<int, char, std::string> t = std::make_tuple(1, 'a', "hello");

  // 0番目の要素を参照
  int& i = std::get<0>(t);
  std::cout << i << std::endl;

  // 2番目の要素を参照
  std::string& s = std::get<2>(t);
  std::cout << s << std::endl;
}